まずはじめに、再就職支援とはどういったものか説明します。

再就職支援サービスは、やむをえず「早期退職」することになった退職者の再就職先探しを支援するサービスです。

一般的には、人材紹介・転職サイトなどのノウハウを持つ人材会社が、再就職支援のサービスを行っています。

サービスの流れとしては、まず再就職支援サービスを提供している会社が、社員の早期退職を実施する企業と契約を結びます。

その後、再就職支援会社のキャリアアドバイザーが退職者と面談し、再就職のサポートを行います。

次に、転職支援サービスについて。

転職支援サービスは、今の仕事・職場を辞めたいと考えている方が、今の会社を退職し、別の会社へ転職するのですが、その転職を支援するサービスです。

転職支援サービスも、再就職支援サービス同様、人材紹介・転職サイトなどを持つ人材会社が、転職支援のサービスを行っています。

サービスの流れとしては、人材を欲しがっている会社が、転職支援サービスを展開している人材会社と契約を結び、求人サイトなどに採用情報を掲載します。

その後、求人サイトを見た求職者とキャリアアドバイザーが面談をし、転職のサポートを行います。

再就職支援と転職支援の大きな違いとしては、2つあります。

まず、「再就職」とは、退職した後に失業期間（ブランク）を経て、新しい職場へ就職することです。

「転職」とは、在職中に次の就職先を見つけ、退職と同時に新しい職場へ移ることを意味します。

1つ目の違いは、この「ブランク」があるかどうかです。

もう1つの違いとしては、契約する会社の立ち位置にあります。

転職支援サービスは「人材を採用したい企業」が転職サイトにお金を払うのに対して、 再就職支援サービスは「人材を手放す（社員の早期退職を実施する）企業」が再就職支援会社にお金を支払います。

新しい職場を探していることは同じですが、立ち位置によって使うサービスが変わってきます。

数多くの求人サイトや転職サイトなどが存在しているので、やはり当たり外れも多々あります。

上記の違いを踏まえた上で、利用するサービスを探してみましょう。